「泣きながらごはんを食べたことがある人は大丈夫だ」

いつの間にかもう結構前のドラマになってしまっていますが
大好きなドラマの一つに『アンナチュラル』があります。

「泣きながらごはんを食べたことがある人は大丈夫だ」

このセリフが、なぜだかずっと心に残っているんですよね。

本当に苦しい時って、ごはんどころではなかったりします。
何も食べたくなかったり、食べても味がしなかったり…

だからこそ、それでも何かを口に運ぶというのは、その人の中にある小さな光なのかもしれないなって思うんです。
生きることを、まだ手放していない光。
大げさに聞こえるかもしれませんが、私はそんなふうに感じます。

そんなことを考えていると、相談の仕事の中で出会う人たちの顔が浮かびます。

誰かに話してみること。
「ちょっとしんどい」って口にしてみること。
相談してみること。
助けてほしいと伝えてみること。

そんなことも、同じように今を諦めない光なのだと思います。

この仕事をしている中で、
「自分は何もできていなくて」
「とても不安で自信がなくて」
と話してくださる方にたくさん出会います。

でも、お話を聞いていると、その人がたくさんの想いと共に踏ん張ってきた時間が見えてくることがあります。

苦しかったけれど学校へ行こうと試行錯誤したこと。
もやもやを抱えながらも仕事を続けたこと。
勇気を出して相談に来たこと。
誰かに頼ってみたこと。

こういうことって履歴書や職務経歴書には書かれないことかもしれません。
でも、その人がこれまで生きてきた中で育んできた、とても大切な力なのだと思います。

私たちはつい、できることや結果に目を向けがちです。

でも時々、
「ここまでよくやってきたな」って、自分自身に声をかけてもいいのかもしれません。

『泣きながらごはんを食べたことがある人は大丈夫だ』

この言葉を思い出すたびに、目には見えないけれど、その人の中にある力を信じたいなと思います。

そして、きっとそのごはんが少しずつ力になっていく未来がある。
その未来を、一緒に考えていけたらうれしいです。

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